6 GHOSTS

ボディーズのキャッスルレコードからの4thアルバムである。
CD全体のコンセプト色をより強力にしている。
特に楽曲の詞的世界が、それぞれに繋がり伝達しあって、
独特の世界観を創造し、聴く者を引き込んでいく。
勢いだけでは語れない、感性に訴える作品である。
楽曲は、バラエティー溢れ、それぞれにエッジが研ぎ澄まされている。
ただし、2-toneサウンドは健在で、そこだけを見れば、より2-toneに回帰しているとも言える。
ライブ感だけではなく、作品としてのあり方にもこだわったものになっている。
現在、ライブでは『Ghost Story』は頻繁に演奏されるが、他は演奏されることはあまりない。
アルバム全体の強いコンセプト性もあり、楽曲同士の縛りが強いせいもあるだろうが、宝石を散りばめたような作品群である。
ちなみに、アナログLPに収録された、『The Biggest Little Show』、『Red High Way』の2曲がボーナストラックとして収録されている。