SKA BAND...
ボディーズのキャッスルレコードからの1stアルバムである。
実質的に、スカバンドとしてのボディーズのデビューアルバムに位値づけられよう。
この時期に、メンバーは5人から6人になる。
楓がベースからVo&Staging Manにポジションを変えたことと、
ギターが2人から1人になり、Saxプレイヤーが加わったことにより、
現在のボディーズの原型が出来上がるのである。
サウンドは、The SpecialsやMadnessなどの2-toneサウンドにビート、
パンク色を加えた、ボディーズの基本形と言えるものである。
また当時、坂口と楓がロンドンに渡航した折に、Operation Ivyなどの、
いわゆるスカパンクとも言われたサウンドに興味を持ち、それらに影響を受けた楽曲も収録された。
『Nutty Nutty Bodies』、『Ska Band』など、現在に至るまで長く演奏される楽曲も収録されている。
現在、日本のネオスカ、スカシーンで活躍するバンドの中にも、このアルバムを愛聴していた者も多い。
当時の日本のスカシーンに、大きな一石を投じ、多大な影響を与えたアルバム、と言っても過言ではない。