RUDISM
B.A.D.移籍第2弾
「NUTTY NUTS!」に続く、B.A.Dレコード移籍第二弾のミニアルバムである。
B.A.Dレコードからは、三作品をリリースしていて、この後発売された
フルアルバムである「BEAT OF HOPE AND GLORY」の先行盤としての意味合いも強い。
しかしながら、インスト『These Boots Are Made For Stomping』から始まる
スリリングな展開は、スカファンには堪らないものになっている。
続く『Ska Republic』、『Ready Steady Ska』は、今もライブで良く演奏され盛り上がる楽曲である。
ちなみに後者は、この作品では英詞バージョンとなっている。
他にも、ロックステディ調の楽曲あり、典型的な2-tone調の楽曲あり、
さらにはシークレットとして、ボディーズが敬愛する“あのバンド”のカバーありと、
ミニアルバムにもかかわらずバラエティーに富んだ楽曲が並んでいる。
基本的にこの頃のボディーズは、スカバンドであることを特に強く意識した作品作りをしている。
それは、B.A.Dレコードからリリースした三作品に共通していることである。
その1970年代後半から80年代を意識したラフで荒々しい音作りは、
これら三作品のプロデューサーである岩川氏の得意とするところであろう。
まるであの頃のロンドンのクラブシーンを蘇らせたようなこれらの作品は、ルードボーイはもちろん、そうでないファンも必聴である。